不毛なる高校生ライブラリー
告白
高校生ライブラリーは(たかじょゆうき。氏の“中学生ライブラリー”のパクリなわけですが、) 挫けたアイデアの残骸がひしめき、社会人となった今でも心のどこかに引っかかり、燻り続けるたちの悪いものです.
今のところ私の発表作品は全て高校生ライブラリーからのリメイクですが、中でも square は大変な作品でした.
5年前に凍結した段階では、ステージ構成は無く(カードの配置と採点のみで終了する)、 X(10),J,Q,K,A となるストレートの判定が出来なくて、そのためロイヤルストレートフラッシュもありませんでした.
それを今回なぜか掘り起こし役判定部分を完成させ、ステージ構成にして一応ゲームっぽくしました.
しかし企画自体に致命的欠陥があり操作性の悪さとあいまって、作者もきちんとクリアしていない作品になっています.最低です…
一旦封印
それでも公開に踏み切ったのは、今回の役判定アルゴリズムがあまり知られていないものだったからです. ポケコンジャーナルに発表されたポーカーゲームをみましたが(マシン語はわからないので BASIC のみですが)、使われている作品はないようでした.
square の役判定アルゴリズムはここ半年の精華といえます.通常のビデオポーカーに取り組んでいたらこのアルゴリズムには到達できなかったでしょう.
といったところで、square よ、さようなら.
付記
バージョンアップ履歴
- 03/04/19
- square を発表.
- 03/05/01
- square Ver.1.1 を発表.役判定アルゴリズムの無駄を駆逐.
- 08/01/01
- square Ver.1.1 (Pocket BASIC Simulator 用)を発表.
参考文献
- 桜田 幸嗣
- 『応用BASIC』アスキー・ラーニングシステム, 1987年12月
- ひだ・飛堕嘘
- “square poker”,ポケコンジャーナル 1994年 1月号,工学社